「キャンドルを灯して」

12/22−1/4   冬至(とうじ) 

12/22-12/25   第64候「乃東生」
(なつかれくさしょうず)

12/22から1/4までは
二十四節気の「 冬至(とうじ)」。

冬至の日には、
古来より世界各地で
太陽の復活を祝う祭りが行われてきました。
この日を境に昼間の時間が少しずつ長くなります。

七十二候では、
12/22から12/25までが第64候「乃東生」。
「なつかれくさしょうず」と読み、
夏枯草(なつかれくさ)が
芽を出し始めることを表します。
草花の緑が寂しくなる寒い季節に
芽を出す植物は春への希望をもたらしてくれます。

さて、少しずつ準備を整えてきたクリスマスも
いよいよ本番を迎えます。
その明るさや炎の揺らぎが
一層ロマンチックな雰囲気を演出してくれるのが
クリスマスキャンドル。
聖夜にキャンドルを灯すと
翌年の健康と家族の幸せが約束される
という言い伝えもあるそうです。
夜が長いこの季節、
暖炉やキャンドルの炎は
闇を照らすだけでなく、
人々の心も癒してくれました。

今年のクリスマスイブは日曜日。

キャンドルを灯し、
トナカイの鈴の音が
聞こえてくるような
静かな夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?

文 / Kyoko O.

スタイリング・写真 / Aiko F.