「新年を迎える縁起物」

12/22−1/4   冬至(とうじ) 

12/26-12/30   第65候「麋角解」
(さわしかのつのおつる)

七十二候では、
12/26から12/30までが第65候「
麋角解」。
「さわしかのつのおつる」と読み、
大鹿の角が春の生え変わりに向けて
落ちる時期を表します。

さて、駆け抜けるように過ぎた師走も
ここで一息、
1年間無事に過ごすことができた
感謝の気持ちを込めて、
正月飾りの準備をしましょう。

本来、正月は五穀豊穣を約束してくれる神様、
歳神様をお迎えする年中行事であり、
正月飾りは歳神様を迎え祀るためのものとして
各家庭に飾られてきました。

門松は
玄関で神様が降りて来られるときの
依りどころに、
しめ縄は
その家を祓い清めるため、
鏡餅は
神様へのお供え物、など
飾る場所、
飾るものそれぞれに
意味や願いが込められています。

今では床の間や神棚のないインテリアにも
しっくり馴染むよう
素敵にアレンジされた
正月飾りも数多く見かけます。

生命力や繁栄の象徴である
松竹梅を始め、
縁起物には欠かせないアイテムが
ぎっしり詰まった正月飾りで
晴れやかな年越しを迎えられるでしょう。

お飾りするタイミングとして
好まれる日取りは、
末広がりの28日、
キリがいいとされる30日だそうです。

 

文 / Kyoko O.
スタイリング・写真 / Aiko F.