「鬼は外ー。福は内ー。」

1/20−2/3     大寒(だいかん) 

1/30−2/3 第72候「鶏始乳」
(にわとりはじめてとやにつく)

 

大寒の末候、
1/30から2/3までが第72候「
鶏始乳」。
「にわとりはじめてとやにつく」と読み、
春を感じた鶏たちが
卵を産み始める頃を表します。

自然や生き物の
変化を知らせる暦である
七十二候も最終の候となりました。
まだ寒さの残るなか、
樹々や草花の芽は膨らみ始めます。

次節の立春は
旧暦における1年のはじまり。

その前日は、
立春の大晦日にあたる
「節分」です。

節分に行われる行事といえば、
豆まき。

古くから豆には、
霊力が宿ると考えられ、
魔除けの象徴として
考えられていました。

魔を滅するという
意味を持つ豆をまくことで、
旧年中の厄や災難を祓い清め、
悪い鬼を追い払います。
また、その豆を歳の数だけ食べると
この一年の無病息災が
約束されるといいます。

特にその年の干支に生まれた
年男年女が豆をまくと、
縁起が良く
邪気を払う効果も高いそう。

家族や身近に
戌年生まれがいる方は、
豆を託して
まいてもらうのもいいですね。

「鬼は外〜。福は内〜。」

皆さまのところにも
たくさんの福が
舞い込んできますように。

 

文 / Kyoko O.

スタイリング・写真 / Aiko F.