9/23-10/7 秋分(しゅうぶん)
10/3-10/7 第48候「水始涸」(みずはじめてかるる)
「秋分」の末候、
10/3から10/7までは
七十二候の第48候「水始涸」。
「みずはじめてかるる」と読み、
たわわに実った稲がこうべを垂れて、
田んぼの水が抜かれるころを表します。
いよいよ稲刈りの準備が整い、
新米の季節です。
新米をはじめとする
様々な秋の味覚が収穫される時期、
月の神様に農作物の収穫を感謝する
古くからの風習に、
中秋の名月があります。
旧暦8月15日の日を中秋と言い、
今年は10月4日にあたります。
お月様へのお供え物として
お月見団子に、
稲穂に見立てたススキが定番ですが、
ぶどうなど蔓物の植物も、
月とのつながりを強くするといういわれから、
お供えする地域もあるそうです。
月とのつながりだなんて、
ロマンチックですね。
この日の夜は仕事の手を休めて、
ゆっくり夜空を眺めてみてはいかがでしょうか。
次節は「寒露(かんろ)」。
秋は深まり、ひんやりとした空気が漂ってきます。
文 /Kyoko O.
スタイリング・写真 / Aiko F.