「菊の節句の祝いかた」

9/7 – 9/21 白露(はくろ)

9/7 – 9/11   第43候「草露白」(くさのつゆしろし)

 9/7から9/21までは二十四節気の「白露(はくろ)」。

夜の冷たい大気が朝露をつくり、

その霧が白くキラキラひかる様子を「白露」といいます。

少しずつ涼しさを感じるようになり、

虫の声が聞こえて秋の到来を実感する、

そんな季節です。

七十二候では、

9/7から9/11までが第43候「草露白」。

「くさのつゆしろし」と読み、

草の葉先に降りた露が白く涼しげにみえるころを

表しています。

9月9日は、五節句のひとつ「重陽の節句」。

中国から伝わった重陽の節句は、

奇数のなかでも一番大きい「九」が重なる

おめでたい日で、長寿を祈願する日とされています。

邪気払いをするために菊を飾ったり、

菊酒を飲むなどしていたこともあり、

別名「菊の節句」とも呼ばれています。

というわけで9月9日は

「菊」を用意してお祝いしませんか?

日本では仏事用の花というイメージが強いため、

「菊」を日常に用いる機会は少ないと思いますが、

菊を飾って自宅に福を呼び込み、

長寿のパワーの菊を体に取り込んで

健康や長寿を祈願すれば、

1年間健康に過ごせそうです。

文・スタイリング・写真 / Yoshie A.