「白露(はくろ)」

「白露(はくろ)」


二十四節気

白露
2019.9.8-9.22


七十二候

初候  草露白(くさのつゆしろし)
2019/9/8-9/12

次候  鶺鴒鳴(せきれいなく)
2019/9/13-9/17

末候 玄鳥去(つばめさる)
2019/9/18-9/22


草花に朝露がつくようになり、
本格的な秋の気配が漂う頃。
太陽は遠く、空は高くなり、
春夏の陽気は、
秋冬の陰の気へと
移ろいはじめます。

この頃になると
夜は涼しく、
澄んだ空気に浮かぶ月を
綺麗に眺めることができます。

旧暦8月15日は十五夜。
平安時代の貴族たちは、
月夜に酒を酌み交わし、
歌を詠んだり、
雅楽に耳を傾けるなど
優雅に時を過ごしてました。

歌人達は、
雲がかかっている月を
「無月」
雨が降っている時の月を、
「雨月」
と呼び、
月が出ない夜にも
空を見上げて見えない
名月を感じ
想いを馳せていたそう。

日本人の素敵な感性、
誇りにしたいものですね。

今年の十五夜は9月13日。
どんなお月様と
出会えるでしょうか。

さて、今回ご紹介するのは、
【プルーンの紅茶煮】。

質の高い、新鮮な素材選びと
こだわりの伝統技法を
貫き続ける老舗、
神戸「樽正本店」さんとの
コラボレーションによる、
根強いファンを持つ一品です。

秋色をした、
大粒のプルーンを
アールグレイティーで
ことこと丁寧に煮た
コンポート。
甜菜糖を使った優しい甘さは、
夏の疲れを
ほっこり癒してくれます。

秋の夜長の
月夜の晩、
食後のデザートに
いかがでしょうか。

文・写真・スタイリング/Kyoko.O