「大暑(たいしょ)」

「大暑(たいしょ)」

二十四節気
大暑
2019.7.23-8.7


七十二候

初候  桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
2019/7/23-7/27

次候  土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
2019/7/28-8/1

末候 大雨時行(たいうときどきふる)
2019/8/2-8/7

一年でもっとも暑さを感じる時季である、
二十四節気「大暑」。

長く続いた梅雨寒もこの頃を境に、
日に日に蒸し暑さを増し、
本格的な日本の夏の到来です。


日中の蒸し暑さが残る夕暮れ時、
夏の風物詩、
ビアガーデンは
会社帰りの人たちや
仲間内の暑気払いで
賑わいを見せます。

本来、
夏の暑さを乗り切るために
体を冷やす薬効のある
漢方を取り入れたり、
冷たい食べ物や飲み物で、
体内の熱を
取り払って過ごしていた
夏の慣習で、
江戸の庶民の間で
暑気払いとして広まりました。

土用の丑に
うなぎを食べる習慣は
今も残る
江戸の暑気払いの一つですね。

さて、今回ご紹介するお菓子は、
夏の涼菓
「青梅ゼリー」。

作り手は、
奈良で伝統的な手作業による
梅や柿の栽培、
加工を行う
農悠舎王隠堂さん。

大きな青梅が
ゴロンと丸ごと一粒入った、
梅の酸味と、
控えめな甘さが絶妙で、
暑さでほてった体に
ちゅるんと沁み入る、
この時期にぴったりの
爽やかなゼリーです。

軽く凍らせて
シャーベット状にすると
さらにひんやりクールダウン。
帰省や旅行のお手土産にもオススメです。

また、店内には、
冷えたゼリーをご用意しております。
寺社巡りの途中や
ビーチの行き帰りに、
ちょっと一休みはいかがでしょうか。

文・写真・スタイリング/Kyoko.O