「乙女の象徴、秋の桜」

10/23-11/6 霜降(そうこう)

11/2-11/6  第54候「楓蔦黄」
(もみじつたきばむ)

「霜降」の末候、

11/2から11/6までは、

七十二候の 第54候「楓蔦黄」。

「もみじつたきばむ」と読み、

楓やつたなどの葉が色づき始める頃を表します。

これから冬にかけて山の景色は

彩り豊かに変化していきます。

さて、この時期秋を代表する花、

コスモスが見頃を迎えます。

花の形が桜に似ていることから

和名は秋桜(あきざくら)と言いますが、

代表的な歌のように秋桜と書いて

コスモスと呼ぶことが多くなりましたね。

コスモスという名前は、

美しいという意味のギリシャ語に由来しているそうです。

秋の澄んだ青い空と

高原に咲き誇る

ピンクや白のコスモス畑のコントラストは、

自然の中の絵画のようです。

花言葉も「乙女の真心、純潔、優美」など

美しさを形容する言葉が並びます。

最近は、

ほのかにチョコレートの香りと

茶色の花びらを持つ

チョコレートコスモスなど種類もさまざま。

気持ちのいい秋空の下、

少し遠出してコスモス畑でピクニックもいいですね。

次節は四季の節目、「立冬(りっとう)」。

暦の上では冬が始まります。

文 / Kyoko O.
スタイリング・写真 / Aiko F.