「立秋(りっしゅう)」
二十四節気
立秋
2019.8.8-8.22
七十二候
初候 涼風至(すずかぜいたる)
2019/8/8-8/12
次候 寒蟬鳴(ひぐらしなく)
2019/8/13-8/17
末候 蒙霧升降(ふかききりまとう)
2019/8/18-8/22
二十四節気の中でも
春夏秋冬を分ける節目の節気
立秋。
夏の暑さはピークを迎え、
この日を境に
朝夕の空気が涼しくなり、
徐々に秋の気配を
感じるようになると言われます。
私たちが暮らす地上は、
まだまだ酷暑が続き、
秋の兆しには程遠いですが
ふと目線を上げた先には
高くなった空と
流れるような秋の雲。
自然は
いつも静かに確実に
移ろっているものですね。
さて、
この時期、
旬を迎える果物といえば
桃。
柔らかな肌に包まれた、
瑞々しい果実の甘みに
夏の疲れは一瞬で
解けてしまいます。
元来、中国から伝わった桃は、
不老長寿の妙薬とされ、
美容と健康を保ち、
病気を癒すことで
重宝されてきました。
果実だけでなく、
種は漢方薬に、
葉はローションエキスとして
美肌効果があることも有名です。
また、桃は熱性の果物で、
夏に身体を冷やさない、
唯一の果物と言われています。
夏の冷えは、
秋以降の
体調不良にもつながります。
冷たい飲み物や
エアコンで、
冷え性になりやすい
女性に嬉しい果実ですね。
桃を選ぶ際は、
香りの強さと全体のうぶ毛を
見ることがポイント。
熟した桃をいただいて、
残りの夏を楽しみましょう。
文・写真・スタイリング/Kyoko.O