「冬のほっこり食材」
11/22-12/6 小雪(しょうせつ)
11/27-12/1 第59候「朔風払葉」
(きたかぜこのはをはらう)
七十二候では、
11/27から12/1までが第59候「朔風払葉」。
「きたかぜこのはをはらう」と読み、
北からの冷たい風が
紅葉を終えた木の葉を散らす頃を表します。
落ち葉で敷き詰められた地面は、
黄色や赤の絨毯のよう。
乾いた空気の中、
カサッカサッと
落ち葉を踏みしめて遊んだ記憶が蘇ります。
冬の冷えた体を温める、
冬の定番料理に欠かせないのが、
旬を迎える食材の一つ「かぶ」。
アブラナ科特有の辛味や苦味よりも
甘みを多く感じるかぶは、
寒い時期ほど甘みが増すと
言われています。
丸くて白い根の部分は
じっくりグリルしてお塩だけでいただいたり、
体の芯まで温まるポトフやシチューなど
煮込み料理もはずせません。
また、葉の部分には
カロテン、ビタミンC、食物繊維など
風邪をひきやすい季節に
必要な栄養素も多く含まれています。
かぶを調理する際は
ぜひ丸ごといただくことをオススメします。
食感もほっこりとしている
熱々のかぶ料理は、
これから先の忘年会シーズンに
負担のかかる胃腸をあたため、
癒してくれるでしょう。
文 / Kyoko O.
スタイリング・写真 / Aiko F.